2015年 09月 18日
【旅】沖縄旅行記(工芸編)
今週はお休みさせていただき、沖縄へ旅行に来ています。
観光とは光を観る旅。
とは札幌市内の某有名カフェディレクターの言葉ではありますが、何回目かの沖縄とはいえ、新しいこともしてみたいなぁと思いを馳せていた今回。
沖縄の伝統染物の紅型(びんがた)が大好きでしてみたかったんです。
紅型のカラフルさ、グラデーションと染料の発色の美しさにとにかく魅力を感じているのとで、とにかく一度やってみたかった紅型。
例えば最近だと、若手紅型作家の新垣優香さんの作品とか、とってもステキなんです。
宿近くの紅型工房へ予約をし、無印のコットンのロンティーを持ち込み、いざ!
まずはデザインを選び、あらかじめ用意されている版に糊を塗り、版の下の布に糊を定着させます。
それから版をはがして、布に付いた糊をドライヤーで乾かします。
この段階で「これ図柄細かいから、ちょっと難しいんですよね~」と言うちょっと天然のお店のひとに、今言うんかいなと心の中で突っ込みを入れつつ。
糊は米とぬかでできているんだって。
そう聞いて、顔に塗りたくなるのは私だけではあるまい。
で、それからブラシのような筆で色をつけてゆくのですが、糊がついていないところに色が乗ると、そこが模様になるという仕組み。
糊はあとからお湯で落ちるので、糊部分に色がはみ出しても大丈夫なんですよ。
簡単な図柄なら、誰でもできそうです。
12色を使い、なるべく丁寧に色をのせていきます。
ステンシルっていうやつと同じ要領。
第一段階の色を乗せ終わったら、ドライヤーで乾燥させます。水彩絵の具みたくわりとすぐ乾きます。
お次の第二段階は、グラデーションの濃い部分となる4色の着色。
筆先に少しその濃い色をのせ、グラデーションにしたい部分に『ちょん』とつけてすぐブラシでゴシゴシ軽く擦ります。
下地の色と濃い色との境目を消すことでグラデーションをつくるのですね。
繊細ながらも仕上がりを妄想して萌える作業です。
そして完成!
ここからは翌日以降におうちでお湯で手洗いをして、染料を落とします。
完成の柄♪
あまりの色のキレイさに、弟子入りしたいなどと短絡的なことを安易に思ってしまう失礼さをお許し頂きたい。
私好みの原始的な手法だということを身をもって知り、ますます紅型が大好きになっちゃいまいた。
そしてお次は、染め物のお店を探す中でみつけた珊瑚染め。
すごくきれいな珊瑚染め。
この配色そして天然の幾何学模様に、ネットで見た瞬間から一目ぼれ。
そう、旅とはときめきなのである!と、ひとりウンウンと頷きつつ意気揚々と予約する。
沖縄で観光と言えば、首里城ですが、首里城行くならここも一緒に是非行って頂きたい。
首里琉染。
一回では作品の商品が購入できて、2階は体験工房、3階は職人さんの工房で美しい作品の数々を観ることができます。
珊瑚染めも、これまたおもしろい手法なんです。
珊瑚に布(Tシャツやトートバッグ)をあて、その上から染料を染みこませた布のボールでポンポンゴシゴシとこすっていくと、下の珊瑚の模様が浮き上がってくるという何ともシンプルな方法。
4色の色と、それを混ぜ合わせてできた色とでカラフルグラデーションが出来上がります。
ヨガで着る気満々の出来にテンションが上がる。
着ていいよね??
ここはこの色でいいかなという、ちょっとした迷いが色の薄さになって出ていることにあとから気づく。
作品イコール自分がでるというのは、ものづくりをする人は常に感じるところであろうなどと一人、これまたウンウンと頷きながら、仕上がりをながめるのでした。
沖縄の工芸の色は、明るくて楽しい!
夢中なった作品づくりでした。
次回は、工房巡りもいいなぁ、と思いをはせるのでした。
観光とは光を観る旅。
とは札幌市内の某有名カフェディレクターの言葉ではありますが、何回目かの沖縄とはいえ、新しいこともしてみたいなぁと思いを馳せていた今回。
沖縄の伝統染物の紅型(びんがた)が大好きでしてみたかったんです。
紅型のカラフルさ、グラデーションと染料の発色の美しさにとにかく魅力を感じているのとで、とにかく一度やってみたかった紅型。
例えば最近だと、若手紅型作家の新垣優香さんの作品とか、とってもステキなんです。
宿近くの紅型工房へ予約をし、無印のコットンのロンティーを持ち込み、いざ!
まずはデザインを選び、あらかじめ用意されている版に糊を塗り、版の下の布に糊を定着させます。
それから版をはがして、布に付いた糊をドライヤーで乾かします。
この段階で「これ図柄細かいから、ちょっと難しいんですよね~」と言うちょっと天然のお店のひとに、今言うんかいなと心の中で突っ込みを入れつつ。
糊は米とぬかでできているんだって。
そう聞いて、顔に塗りたくなるのは私だけではあるまい。
で、それからブラシのような筆で色をつけてゆくのですが、糊がついていないところに色が乗ると、そこが模様になるという仕組み。
糊はあとからお湯で落ちるので、糊部分に色がはみ出しても大丈夫なんですよ。
簡単な図柄なら、誰でもできそうです。
12色を使い、なるべく丁寧に色をのせていきます。
ステンシルっていうやつと同じ要領。
第一段階の色を乗せ終わったら、ドライヤーで乾燥させます。水彩絵の具みたくわりとすぐ乾きます。
お次の第二段階は、グラデーションの濃い部分となる4色の着色。
筆先に少しその濃い色をのせ、グラデーションにしたい部分に『ちょん』とつけてすぐブラシでゴシゴシ軽く擦ります。
下地の色と濃い色との境目を消すことでグラデーションをつくるのですね。
繊細ながらも仕上がりを妄想して萌える作業です。
そして完成!
ここからは翌日以降におうちでお湯で手洗いをして、染料を落とします。
完成の柄♪
あまりの色のキレイさに、弟子入りしたいなどと短絡的なことを安易に思ってしまう失礼さをお許し頂きたい。
私好みの原始的な手法だということを身をもって知り、ますます紅型が大好きになっちゃいまいた。
そしてお次は、染め物のお店を探す中でみつけた珊瑚染め。
すごくきれいな珊瑚染め。
この配色そして天然の幾何学模様に、ネットで見た瞬間から一目ぼれ。
そう、旅とはときめきなのである!と、ひとりウンウンと頷きつつ意気揚々と予約する。
沖縄で観光と言えば、首里城ですが、首里城行くならここも一緒に是非行って頂きたい。
首里琉染。
一回では作品の商品が購入できて、2階は体験工房、3階は職人さんの工房で美しい作品の数々を観ることができます。
珊瑚染めも、これまたおもしろい手法なんです。
珊瑚に布(Tシャツやトートバッグ)をあて、その上から染料を染みこませた布のボールでポンポンゴシゴシとこすっていくと、下の珊瑚の模様が浮き上がってくるという何ともシンプルな方法。
4色の色と、それを混ぜ合わせてできた色とでカラフルグラデーションが出来上がります。
ヨガで着る気満々の出来にテンションが上がる。
着ていいよね??
ここはこの色でいいかなという、ちょっとした迷いが色の薄さになって出ていることにあとから気づく。
作品イコール自分がでるというのは、ものづくりをする人は常に感じるところであろうなどと一人、これまたウンウンと頷きながら、仕上がりをながめるのでした。
沖縄の工芸の色は、明るくて楽しい!
夢中なった作品づくりでした。
次回は、工房巡りもいいなぁ、と思いをはせるのでした。
by ticcoo
| 2015-09-18 18:47
| アート